梅雨が明け、いよいよ本格的な夏の到来です。強い日差しと高い気温で、お家の中でもジメジメ、ムシムシとした暑さを感じている方も多いのではないでしょうか?
今回は、夏の暑さ対策リフォームを考える前に、まず「なぜ家が暑くなるのか?」その原因を探ってみましょう。原因をしっかりと把握することで、より効果的な対策を立てることができます。
住まいの「暑さ」の主な原因
夏の住まいの暑さには、主に以下の3つの原因が考えられます。
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太陽光の侵入:
- 窓からの日射: 最も大きな熱の侵入経路の一つです。特に、南向きの窓からは強い日差しが入り込み、室温を上昇させます。
- 屋根からの熱: 太陽光が直接屋根を熱し、その熱が室内に伝わります。
- 外壁からの熱: 日差しが長時間当たる外壁も熱し、その熱が室内に伝わることがあります。
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断熱性能の不足:
- 屋根・天井の断熱不足: 断熱材が十分でない場合、屋根からの熱がダイレクトに室内に伝わってしまいます。
- 壁の断熱不足: 壁の断熱性能が低いと、外の暑さが室内に伝わりやすく、また、室内の涼しい空気が外に逃げやすくなります。
- 窓の断熱不足: 単層ガラスの窓などは断熱性能が低く、熱を通しやすいため、外の暑さが室内に侵入しやすくなります。
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風通しの悪さ:
- 自然換気の不足: 窓の配置が悪かったり、風の通り道が確保されていなかったりすると、室内に गर्म められた空気がこもり、暑く感じます。
- 湿気の滞留: 高温多湿な日本の夏は、室内に湿気がこもりやすく、体感温度を上昇させます。適切な換気が行われていないと、この状態が悪化します。
我が家の「暑さ」の原因をチェック!
ご自宅の「暑さ」の原因を探るために、以下の点をチェックしてみましょう。
- 日当たりの状況: どの方向の窓から強い日差しが入りますか?
- 窓の仕様: 窓ガラスは一枚ガラスですか?複層ガラスですか?
- 屋根裏や壁の状況: 断熱材は入っていますか?厚みは十分ですか?
- 風通し: 窓を開けても風が通りにくいと感じますか?
- 時間帯による暑さの変化: 一日の中で、特に暑く感じる時間帯はいつですか?
これらの点を把握することで、ご自宅の「暑さ」の根本的な原因が見えてくるはずです。
次回のコラムでは、これらの原因を踏まえ、具体的な暑さ対策リフォームについてご紹介いたします。お楽しみに!