【夏の暑さ対策リフォーム 後編】原因別対策で、涼しく快適な夏を実現!
2025.07.24(木)
前回のコラムでは、住まいの「暑さ」の主な原因について解説しました。今回は、それらの原因を踏まえ、具体的な暑さ対策リフォームについてご紹介いたします。
原因別の暑さ対策リフォーム
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太陽光の侵入対策:
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窓への対策:
- 内窓(二重窓)の設置: 断熱効果が飛躍的に向上し、外からの熱の侵入を大幅にカットします。
- 複層ガラス・Low-Eガラスへの交換: 特殊な金属膜で日射熱を反射・吸収し、室温上昇を抑えます。
- 遮熱フィルムの貼付け: 手軽にできる対策で、窓から入る日射熱を軽減します。
- 日よけの設置 (外付けブラインド、オーニング、シェード): 窓の外で日差しを遮るため、高い遮熱効果を発揮します。
- 緑のカーテン: 自然の力で日差しを遮り、涼しさをもたらします。
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屋根・外壁への対策:
- 遮熱塗料の塗布: 太陽光の熱を反射し、建物内部への熱の侵入を抑制します。断熱塗料と組み合わせることで、より効果が高まります。
- 屋根断熱の強化: 断熱材を追加したり、高性能な断熱材に交換したりすることで、屋根からの熱侵入を抑えます。
- 屋根裏換気の改善: 屋根裏に溜まった熱気を排出する換気扇を設置したり、換気口を増設したりします。
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断熱性能の向上対策:
- 壁断熱の施工 (内断熱・外断熱): 壁の中に断熱材を充填したり、建物の外側から断熱材で覆ったりすることで、外気温の影響を受けにくい快適な室内環境を実現します。
- 床下断熱の施工: 床下からの熱気や冷気を遮断し、室温の安定に貢献します。
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風通しの改善対策:
- 換気扇の設置・交換: 高性能な換気扇を設置したり、24時間換気システムを導入したりすることで、室内の熱気や湿気を効率的に排出します。
- 通風を考慮した窓の配置: 必要に応じて窓を増設したり、風の通り道を意識した配置に変更したりするリフォームも有効です。
- 間取りの変更: 間仕切りを減らし、風がスムーズに流れる開放的な空間を作ることも有効な手段です。
快適な夏はリフォームから
ご自宅の「暑さ」の原因に合わせたリフォームを行うことで、今年の夏はきっと涼しく快適に過ごせるはずです。